ゼロから彼女を作る方法。

『俺みたいなブサイク、こらから先どうなるんだろうな・・・・』（西岡）

『どうしたんだよ急に？』（鈴木）

『大学時代のブサイクな中田に彼女がいるんだってさ。あいつ、昔からブサイクなのに積極的なところがあったからさ。』（西岡）

『彼女が欲しいの？』（鈴木）

『いや、出来るものなら欲しいよ。でもさ、彼女がいない歴＝年齢（28歳）じゃこれから先も希望がないよ。なんか、先が見えちゃってさ。』（西岡）

『どういうこと？先が見えるって・・・』（鈴木）

『つまり、結婚に困った女、いい年して処女の女性、結婚に行き遅れた年上女性。俺の結婚なんてお見合か、
結婚相談所で妥協を重ねた末に嫁さんもらうのかなぁ～と思うと悔しくてさ。』
（西岡）

『お前も中田みたいに女性にアタックすればいいじゃない。』（鈴木）

『イケメンで女に不自由しないお前には俺の気持ちなんて分からないよ。』
（西岡）

『どうして。俺だってたまたま彼女がいるけど学生時代は全くモテなかったんだぜ。』（鈴木）

『でも現に彼女がいるだろ。俺とは違うよ。なんかさ、オシャレと言う流行りの服も買ったし、恥を忍んでモテる本も買って読んで見たけどさ、結局何も変わらないよ。ブサイクと言うだけでコンパに行っても相手にされないし、話題作りのために情報を集めたりしたけどさ・・・・優しさや気配り、オシャレと言うだけでは彼女なんて出来ないのよ。』（西岡）

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』（鈴木）

『花火大会、クリスマス、夏休みに男女混合で海に行ったのは大学のサークルだけだよ。毎週末に街がカップルで賑わっているのを見ると、世の中から一人取り残された気分になるんだよ。夏休みやゴールデンウィークなんかカップルやイケメンが楽しむ為の行事だよ。全く迷惑なだぜ。』（西岡）

『お前、重症だな。モテモテの会社の高橋君に相談してみれば。お前、高橋君と仲いいし、彼は誠実だから真剣に相談に乗ってくれるんじゃないか？』（鈴木）

『もう、相談したよ。』（西岡）

『なんだって？』（鈴木）

『高橋君、自分のモテモテ話ばかりしてたよ。なんか、終いには説教した上に、お前には彼女なんかできね～よと暴言吐きやがってさ。もう、人に相談するのはうんざりだよ。』（西岡）

『そうか・・・・。でも、彼女欲しいんだろ？』（鈴木）

『半分、諦めてるけどね。せめて、中田みたいに【まぐれ】でも彼女が出来れば人生変わるのになぁ・・・・・』（西岡）

『お前、最終手段だけど『ゼロかの』知っている？』（鈴木）

『なに？『ゼロかの』って？彼女が0円で出来るのか？』（西岡）

『いや～、世の中そんなに甘くないよ。恋愛のマニュアル本だよ。なんか実績あるらしいよ。』（鈴木）

『どうせ、インチキだろ。自慢じゃないけど、恋愛の本なら30冊は読んだぜ。どれも
綺麗ごとばかりで結局今も彼女がいないんだぜ。簡単にハイ購入しますなんて言わないよ。』（西岡）

『相当に重症だな。でもお前にピッタリだよ。なんか、『彼女を作るのを諦めた人』や
全く女友達すらいない男性からの支持が多いらしいよ。具体的な女性の攻略方法なんかが記載されているらしいぜ。お前もやってみれば。』（鈴木）

『いらね～よ！』（西岡）

『そっか。お前の役に立つと思ったんだけどな。残念だよ。』（鈴木）

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』（西岡）

『待った、なんだその『ゼロかの』は本屋に売っているのか？』（西岡）

『なんだ、やっぱり興味あるんじゃない？』（鈴木）

『いや、興味は別にないけど一度見るだけ見てみようかなと思ってさ。たぶん買わないと思うけど・・・・。なんだ、情報収集だよ。』（西岡）

『ふ～ん。まあいいけど、因みに本屋には売ってないよ。』（鈴木）

『えっ！じゃぁ～何処で売っているのよ？』（西岡）

『アッハハハ』やっぱり気になってんじゃん。』（鈴木）

『うるせー』（西岡）

『ゼロから彼女を作る方法。』はここで購入出来るよ。』（鈴木）

ゼロから彼女を作る方法。

『お前にも彼女が出来ることを願っているよ。』（西岡）